「仕事術」を考える第一弾は、「仕事をする?しない?」です。
・山のように仕事を抱えている人
・やった方が良いとTo-Doリストを膨大に作り上げている人
・しなければならないはずだと思いつつなかなか仕事に手をつけられずにいる人
・とにかく少しでも課題を減らそうと、頭に浮かぶことを手当たり次第に手をつける人
・複数の仕事に手をつけて、どれも完成しないで並行してタスクが残っている人
・・・・
若い頃の自分もそうでしたが、このような方が結構おられます。
一見、仕事ができると言われている人にも多い共通点のような気がします。
でも、これでは単なるワーカーホリック(仕事中毒)になってしまいますし、仕事から得られる満足は希薄になって、どんどん苦しくなるようです。
では、どうするのか?
私は、「仕事をしない」ことにしています。
???
「何言ってんだ、そんなことしたらご飯が食べられなくなるじゃないか」「会社が回らなくなる」って声が聞こえてきます。
確かに、全く仕事をしなかったらそんなことになります。
これは仕事術の話です。
たくさんやらなければと思うタスクの山ができた時、「もしこれらをやらなかったらどうなるか?」と一度考えます。あるいは、仕事をしないで様子を見てみます。
すると面白いことに、
・自分が何にもしなくても、業務が回っている
・支障が出るところはある特定のところだけで、それだけクリアしたら問題なく回る
・一つのタスクが、当初考えていたほど大きな処理をしなくても簡易的にすればよいことがある(要するに、当初の想定がオーバースペック)
・自分がやらないで、その道のプロや得意な人がやった方が効果的かつ効率的
などという現象が現れます。(あるいは想定できます)
結果、
・自分がすべきことを
・オーバースペックにならないコアな部分だけ
・優先順位が明確になって
仕事シンプルで効果的にできるっていう話になります。
「仕事をしない」って一度立ち止まって考えるのは、仕事術のスタートだなあってこの歳になって気が付きました。
こうすることで、たくさんの時間的な余裕ができたおかげで建設的な思考の時間がとれると思います。